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2008年12月 5日 (金)

職業病!?これって犯罪だよね~

民事系の問題を考えるとき、ついつい犯罪にならないかと考えてしまうんですよね。

法律の仕事では、自分や依頼者が行おうとしている行為が犯罪に当たるか、常に考えなくてはいけませんから!

<二重譲渡の例>

不動産の売主が、第一買主がいることを言わずに第二買主に売ったら、売主の第二買主に対する詐欺罪にならないかな~

第二買主が登記を先に備えたなら、財産的な損害はないから詐欺罪にはならないか~

そもそも第二買主に対する告知義務ってあるのかな~

二重譲渡は売主の第一買主に対する横領に当たらないかな~

二重譲渡は第二買主の第一買主に対する横領は成立するのかな~

<抵当権付きの不動産売却の例>

抵当権付きの不動産を売るとき、抵当権の負担のある旨を告げないで売ったら、詐欺罪だよな~

まあ、詐欺による契約取消しも考えられるほか、買主が所有権を失ったら民法567条により買主は契約を解除できますけど~

<中間省略登記の例>

中間省略登記って、公正証書等原本不実記載罪だよな~

いままでは実務上の必要性から黙認されてきたんでしょうね。

ちなみに、新不動産登記法(申請書副本がなくなり、登記原因証明情報の添付が必要)になった現在は、中間省略登記はできません。

中間省略登記と同じような効果をもたらす方法(「第三者のためにする契約」を利用する方法)は編み出されていますが・・・

<虚偽表示の例>

実際に売ってないのに、債権回収から免れるために債務者が自己所有の不動産を第三者とグルになって、第三者と共同申請の上、所有権移転登記をしたら、公正証書等原本不実記載罪だよな~

虚偽表示は無効だけど、実際には通謀の事実は明らかすることは困難だから、現実には債権者から詐害行為取消訴訟および所有権移転登記抹消登記請求訴訟が提起される可能性もありえますね~

<見せ金の例>

見せ金って詐欺じゃないのかな~

<貸金取立て・口止めの例>

一歩間違えると恐喝か詐欺か強要だよな~

<白紙委任状の例>

白紙委任状に委任遂行の範囲に含まれていなことを書き込んだら、文書偽造だよな~

<補助金・社会保障給付金の例>

補助金詐欺・社会保障給付金詐欺って、罪の意識なくやっている人いるよな~

<保険の例>

既往症などの事実の告知義務違反は、詐欺罪になる可能性があるよな~

その場合、既遂時期は保険証書の交付を受けた時点?

それとも保険金の給付を受けた時点?

<自己破産の例>

自己破産の申立てすることを決めている人が多額のお金を借りた場合、返済する意思も能力もないとみなされ、詐欺罪になる可能性があるよな~

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