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2006年6月18日 (日)

「法例」改正!「法の適用に関する通則法」へ

「法例」が改正され、「法の適用に関する通則法」に名称が変更されました(2006年6月15日成立)。

国際商取引などのトラブルに対応するための全面改正です。

国際私法の基本法となる「法例」の改正ですので、新司法試験で国際私法を選択される方は、今のうちから条文を確認した方が良いでしょう。法の適用に関する通則法案を提出する「理由」の部分も参考になります。なお、法案は修正されずに可決成立されています。

http://www.shugiin.go.jp/itdb_gian.nsf/html/gian/honbun/houan/g16405043.htm

以下は、国際私法とは直接関係がないのですが、ちょっと気になったので書きました。

民法総則で「民法92条と法例2条との関係」が問題になっていました。任意規定と慣習のどちらが優先するのかという問題です。

新法では現代用語化され、第3条(法律と同一の効力を有する慣習)に規定されています。しかし、「公の秩序又は善良の風俗に反しない慣習は、法令の規定により認められたもの又は法令に規定されていない事項に関するものに限り、法律と同一の効力を有する。」(第3条)となっており、記載内容の変更はないようです。

これからは「民法92条と通則法3条との関係」の問題となるんですかね。

通説は民法92条の慣習を「事実たる慣習」、法の適用に関する通則法3条の慣習を「慣習法」と捉えて、「事実たる慣習」(92条)が任意規定に優先し、任意規定が「慣習法」(通則法3条)に優先するとしています。

有力説(四宮など)は民法92条は通則法3条の特別法であるとして、慣習は任意規定に優先するとしています。

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